宝林廟 西音寺 麦川保育園 麦川地域などの情報を写真で紹介

秋季彼岸会法要

 先日の台風16号は山口県をそれて影響はなかったものの、ぐずついた天気が続いています。お彼岸の中日の今日は、納骨堂、宝林廟、本堂とそれぞれで彼岸会が行われました。寺の境内地にある納骨堂(「宝林閣」)では、午前8時と午後1時の2回、それぞれ3ヵ所の阿弥陀仏の尊前において読経を勤めました。
 午前9時からは宝林廟に上って、読経しました。屋外での読経ですから、天気に左右されます。予報では降水確率が高く、どんよりした空模様だったので、いつ雨が降り出すだろかと心配しながら、読経を始めました。途中からポツリポツリと雨を感じたので、先月16日のお盆の時と同じように、多少濡れるのも覚悟しましたが、読経が終わってみると降り始めていた雨はやんでいました。
 そのあと参拝者に皆さんの焼香の様子と恒例の参拝記念の写真を撮りました。普段は鍵がかかっていて、廟内には入れませんが、中の納骨を見たいという希望がありますから、写真撮影のあと毎回、廟内に入って自由に見ていただくようにしています。宝林廟での春・秋のお彼岸の中日とお盆の16日の合せて、年3回ほど参拝者の皆さんと一緒に仏前で読経を勤めますが、建立してから丸6年たった今日まで、雨にたたられて中止になったことは、幸いにも一度もありません。
 昼ごろから雨が本格的に降り出し、午後1時半から本堂で有国智光師(長久寺住職)をお招きして秋季彼岸会法座が開かれました。本堂の改修工事のため、7月始めから今月上旬まで長期間、使用できなかったのですが、工事が終わって、久しぶりに参拝者の皆さんとお聴聞を味わいました。

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2016-09-22 : 宝林廟 :
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ウェブサイト「芬多利迦雲端淨院」

 ここに紹介するウェブサイト「芬多利迦雲端淨院」は、私と30年来の親交がある、台湾の尼僧・釋性一師が尼僧・釋悟寧師の協力を得て、昨年、創建された尼僧庵『芬陀利院』(台湾桃園市)から発信されている仏教サイトです。本サイトは今年7月に開設されたばかりですが、かなり充実した内容であることがうかがわれます。サイト名の「芬多利迦雲端淨院」を説明すれば、「芬多利迦」とはサンスクリット語の「プンダリーカ」の音に漢字を当てた音訳で、白蓮華を意味します。「雲端」とはインターネット用語でクラウドサービスを意味します。「淨院」は寺院の意味ですが、ここでは浄土教の寺院を意味するということです。
 日本でもインターネットで自分の寺を紹介するため、ホームページを開設している事例は珍しくありません。私のブログもその範疇に入ります。だが、本サイトの開設意図は自分たちの僧庵を紹介する意図はないので、ホームページを見ても、その所在地や様子などは一切記されていません。自らの信じる仏教、とりわけ浄土教の教えを台湾国内だけでなく、広く世界の人々に発信して、浄土教とは何か、またその教えの魅力を伝えるのが主たる目的だからです。
 言うまでもなく、ネットですから中国語を読める人は、世界中の誰でも本サイトにアクセスして内容を知ることができます。このサイトを設計し、運用している釋悟寧師は留学したアメリカの大学でコンピューターを学び、卒業後は台湾の企業でコンピューター関係の会社に勤めていた専門知識を有する方です。また庵主の釋性一師は日本の大学で文学博士の学位を取得した仏教学者ですから、サイトの内容はかなり専門的です。
 本サイトに記されている「縁起」「宗旨」の趣意は釋性一師によれば、次のように述べられています。
 現代のインターネット社会では、家に居ても、外に出かけても、車や電車の中でも、あらゆる場所でネットを通して仏教の様々な情報が入手できるようになったので、誰でもどこにいても仏教を学ぶことができます。とりわけ、浄土教の教えは日常生活において念仏(名号)を心に念じたり、口に出して称えることは容易なことですから、一般の人に最も向いている修習であり、最も名号の利益(りやく)が得られるでしょう。本ホームページはインドの浄土三部経を始めとして、善導大師を中心とする七高僧の著作によって、浄土経の文献とその教えなどを順序よくまとめて、より正しい阿弥陀仏の教えを皆さまに紹介したいと思います。
 と、このように本サイトが開設された意図が述べられています。

芬多利迦雲端淨院(本サイトのトップページ)
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2016-09-13 : 外国 :
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講演ー消えゆく寺ー

 今日は、昨年出版された『寺院消滅』の著者・鵜飼秀徳氏の講演を聴きに本願寺山口別院(山口市小郡)へ行きました。鵜飼氏は日経BP社に勤めるジャーナリストですが、もともとは京都の浄土宗寺院の出身で、浄土宗僧侶の資格を有する方です。氏は昨年、『寺院消滅』という寺院関係者にとって衝撃的なタイトルの著書を出版されました。今回、山口別院で開催された浄土宗山口教区の講習会に招かれて講演されるから行かないかと知人から誘われて、氏の著書を読んだ私はぜひともお話しを聴きたいと思った次第です。
 浄土宗は私たち浄土真宗と同じ浄土教の教えに基づく宗派ですが、宗祖や本山などまったく別の教団ですから、ふだんは浄土宗の僧侶の方との交流はありません。このたび鵜飼氏が講演されるということで、浄土真宗や曹洞宗の一部の関係者にも案内があったようで、少人数ながら私たち他宗の僧侶も出席していました。
 今日の講習会では先に浄土宗僧侶の方の講演が2つあり、最後に鵜飼氏が「消えゆく寺、変わらぬ供養の心」というテーマで、配布資料とプロジェクターを使って1時間半近く話されました。氏は近年の少子化と都市部への人口流出によって地方の過疎化が進行して、維持できないで消滅した地方の寺を訪ね歩いた事例をいくつか紹介し、今後はこうした消えていく寺がますます増えるだろうと具体的なデータで示されました
 これは決して対岸の火事ではなく、実際、少子化と過疎化が年々進んでいるわが美祢市でもご門徒の減少や寺院後継者の不在などによって、存続できなくなる寺が少なからず出てくるだろうという話題がすでに組内の住職の間でも出ています。今日の鵜飼氏のお話しは県内で最も寺院数が多い私たち浄土真宗の寺院関係者にも他人事とは思えない、身につまされる意義深い講演でした。寺院消滅に関するより詳細な内容は氏の著作に述べられているので、興味や関心のある方は一読されることをお薦めします。
 
会場(山口別院・大会議室)
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鵜飼秀徳氏
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昨年出版された鵜飼秀徳氏の著書の表紙
寺院消滅
2016-09-06 : 山口県 :
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宝林廟参道口の草花

 今日から9月に入りました。月日のたつのは早いもので、今年もあと4か月を残すばかりになりました。暑い、暑いと言っていた猛暑の日々も昨今はやわらいで、朝晩、めっきり涼しくなって来ました。8月はお盆参り、盆法座などの仏事に追われて、本ブログを更新する機会が少なかったです。
 さて、宝林廟に上がる参道の坂道に沿って細長い花壇があります。町内の方が折々の草花を育てていて、今ちょうどミニヒマワリが背丈の低い、金色の小ぶりな花を咲かせています。その他にも、ミニケイトウ、マツバギク、マリーゴールド、キバナコスモスの花々が咲いています。市道から枝分かれして参道口が続いていますから、参拝者だけでなく、近ごろ流行っているウオーキングの人たちも道すがら目を楽しませていることでしょう。

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2016-09-01 : 宝林廟境内 :
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夏季布教大会 (妙蓮寺)

 昨日と今日の二日間、山口教区の夏季布教大会が豊浦組の引き受けで開催されました。昨日は所用のため行けなかったのですが、今日は聴聞に出かけました。会場は妙蓮寺(下関市蒲生野)で、午前10時の開会に間に合うように到着しました。今日も朝から残暑が厳しいにもかかわらず、すでに本堂は参拝者でいっぱいでした。
 開会式のあと午前の法話が始まりました。出講者の最初は平石博樹師(邦西組・浄楽寺)で、講題は「摂取の光明」のお話しを聴聞しました。続いて西谷慶真師(豊浦西組・西方寺)で、「如来のよび声」のお話しでした。本大会は毎回、有名な布教使さんが特別講師として招かれるのですが、今回は福間義朝師(広島県三原市・教専寺)でした。福間師は昨年3月、わが美祢西組の「親鸞聖人鑚仰会特別法座」の講師として来られたので聴聞し、その上、当日夜の懇親会にも出席して親しくお話しするご縁をいただいたので、親近感のある布教使さんです。師は午前と午後のそれぞれ最後に各40分ずつ、「ただ念仏」という講題で多少早口ながら、挿話を盛り込んだ、とてもわかりやすい良いお話しでした。
 午後は1時10分から山名学道師(宇部北組・明山寺)の「お念仏に生きるよろこび」と、藤本唯信師(下松組・専明寺)の「自然(じねん)」の二話を聴聞し、最後は福間師の法話でした。3時すぎに閉会しましたが、日中はとても暑かったにもかかわらず、最後まで満堂の会場に参拝者のお念仏の声がよく聞こえました。

会場の妙蓮寺
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妙蓮寺本堂
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満堂の聴聞者
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平石博樹師
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西谷慶真師
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山名学道師
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藤本唯信師
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特別講師の福間義朝師
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2016-08-26 : 山口県 :
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盆法要 (2016)

 今日は西音寺のお盆の法要が勤められました。まず寺の境内地にある納骨堂では午前8時から三ヶ所の仏前で読経を勤め、そのあと宝林廟に上って、9時から読経しました。今日は朝から曇り空で、時折り小雨がぱらついていましたが、なんとか屋外での読経も大丈夫だろうと思って、定刻に始めましたが、お経の途中から雨が降り出して、終わった時には法衣がかなり雨に濡れました。こんな経験は初めてのように思います。
 毎年、お盆の参拝者が増えていますが、今年は今までで最も多い参拝者の皆さんが遠くは徳山や宇部などからお参りされました。小さなお子さんたちもご両親やおじいちゃん、おばあちゃんたちと一緒にお参りされました。法要が終わったあと、恒例の集合写真を撮りました。
 午後は1時から再び、納骨堂で読経したあと、1時半から盆法座を門徒会館で勤めました。本来は本堂で開くのですが、現在本堂が工事中で使用できないため、会館に場所を変えました。暑い最中での法座ですから、エアコンの冷房設備のある会館は法話をする私も助かりました。法座のあとには皆さんで麦茶とお菓子で雑談しました。今日でお盆参り、盆法座など一連の仏事が終わって一段落つきました。

参拝者の集合写真
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お焼香の列
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参拝者のお焼香
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法要の開始を待っている参拝者の皆さん
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法要前の参拝者の皆さん
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2016-08-16 : 宝林廟 :
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サギソウ(鷺草)の開花

 一昨年、花卉園芸家の小・中学校の同級生からラン科の多年草であるサギソウ(鷺草)の苗をいただきました。8月の中旬になってたくさんの白サギ(鷺)が乱舞するように咲いたので、本ブログで紹介しました。昨年はその球根を別な鉢に植え替えて、育ててみましたが、思ったように生育しなくて失敗しました。そんな様子を同級生と話したこともあってか、今年の6月上旬に、サギソウの苗が何本か育っている鉢をいただきました。それから2か月がたちました。順調に生育し、一つ、二つと開花していき、ようやく可憐な白鷺が舞っているかのように咲きそろいました。

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2016-08-14 : 西音寺 :
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沢井一恵 《箏遊行》 in 豊北町 (善照寺)

 昨晩は善照寺(豊北町阿川)でのサマーコンサートに行きました。善照寺では毎年、8月にサマーコンサートが開催されていて、今年が22回目だそうです。今回は月刊誌『邦楽ジャーナル』の創刊者・田中隆文氏の実家が阿川にあったというご縁で、善照寺での演奏会が企画され、東京から沢井一恵氏、内藤美和氏、マクイーン時田・深山氏の3人の女性箏奏者と笛奏者・西川浩平氏の4人が来演されました。私自身は邦楽を聴く機会はめったにないのですが、以前サマーコンサートで琴と尺八の演奏会を聴いて以来、久しぶりでした。会場の本堂は夜6時の開場とともに多くの来場者でまたたく間に満席になり、外縁もびっしり埋まって、おそらく150人以上の方が来場したでしょう。
 現代箏曲の奏者として第一人者といわれる沢井氏は冒頭の挨拶の中で、今からちょうど30年前に豊北町町民センターで演奏会をして以来、30年ぶりに再度、豊北町(阿川)で演奏会が開かれたご縁を感慨深げに話されました。そして沢井氏が八橋検校作の古典箏曲として有名な、私も聴いたことのある「六段の調」を独奏して始まりました。そのあとの演奏は現代の作曲家の曲で、初めて聴く曲ばかりでしたが、ふだん目にすることのない多絃の二十絃箏、十七絃箏を軽やかに操っての超絶技巧演奏には惹きつけられました。
 また沢井氏は極めて珍しい五絃琴で現代曲を演奏されました。この五絃琴は紀元前5世紀の中国の墓から出土された古代楽器を1993年に日本の国立劇場が復元した楽器で、沢井氏が保管しているものが世界で唯一現存する貴重な楽器だという興味深い解説がありました。アンコールでは和楽器の伴奏でNHKの連ドラ主題歌「365日の紙飛行機」と、誰もが知っている唱歌「ふるさと」の二曲を会場の皆さんが歌って終演しました。
 毎年、真夏の夜のサマーコンサートは何と言っても暑さが一番の問題です。今回も主催者の善照寺・蓮華の会とご門徒の有志の皆さんが少しでも涼しい会場にという配慮で、扇風機だけでなく、何本もの氷柱を置いたり、冷たい麦茶のサービスなどで奉仕をされました。夜になっても気温はあまり下がらず、暑い中での演奏者の皆さんはさぞ大変だったことでしょう。

満堂の聴衆
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外縁まで聴衆であふれている
会場1

演奏会を企画された田中隆文氏
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沢井一恵氏の独奏、曲目「六段の調」
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内藤美和氏(右)とマクイーン時田・深山氏(左)の二重奏、曲目「プレリュード、二十絃箏と十七絃のために」
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沢井一恵氏(中央)、内藤美和氏(右)、マクイーン時田・深山氏(左)の三重奏、曲目「五節の舞」
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曲目「手弱女~五絃琴のための」の演奏後、五絃琴について説明する沢井一恵氏
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沢井一恵氏と西川浩平氏の二重奏、曲目「土声」
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花束贈呈
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アンコールでの演奏
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2016-08-04 : 山口県 :
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台湾出張 -九份 (2)-

 前回に引き続いて、九份(チュウフェン)の町について書きます。基山街(=九份古街)や軽便路の町の通りを、時を忘れてぶらぶら見て歩いていると次第に日が暮れて来たので、台北に戻って宿を探そうか、あるいは一晩ここに泊まろうかと思案しましたが、夜景も見てみたいと思って九份の民宿に泊まることにしました。
 豎崎路の石段沿いに並んだ時代を感じさせる古びた店先には赤い提灯が連なり、夕方になると明かりが入って、繁栄していた当時のノスタルジックな雰囲気には誰しもうっとりと魅せられるでしょう。九份でも情緒あふれる豎崎路界隈が観光客に人気のエリアといわれるのも納得できます。
 さて宿泊した民宿の近くに聖明宮という道教のお寺があります。昼間、ここを見学した時、今晩夜7時から寺の前の広場で野外コンサートがあると知って、聴きに行きました。、トランペット3本、トロンボーン1本、ホルン1本、チューバ1本、ユーフォニアム1本の7人からなるブラスアンサンブルの演奏会でした。最初のクラシック曲を聴き終わったとき、これはアマチュアのグループにしては上手すぎるが、プロではなかろうかと思わせる素晴らしい演奏でした。クラシック曲以外の演奏曲目ではドラム奏者も加わって、映画のテーマ曲などの現代曲を含めて全部で10数曲の演奏を1時間半近く楽しむことが出来ました。アンコール曲は細川たかしの「北酒場」でした。終演後にチューバ奏者の方とお話ししたところ、「東洋」という台北のプロ演奏家のグループだと聞いて、演奏が上手なのも当然だと思いました。思いもよらず、夜の演奏会を楽しんだので、夜景を見て歩く時間はなかったのですが、心地よい気分で宿に帰りました。
 翌朝は5時過ぎに早起きして、まだ店のシャッターが下りている九份古街を通り抜けて、バス通りのコンビニで朝食を買って観海亭の展望台に上がりました。晴れ渡って爽やかな早朝の九份の風景を眺めながらの食事は格別でした。朝食後、軽便路を散策したあと、宿をチェックアウトして、バスと列車を乗り継いで台北まで戻りました。初めて行った九份でしたが、また来てみたい素敵な観光地です。

夕方の豎崎路
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豎崎路のお店から軽便路を望む
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聖明宮前の広場での野外コンサート
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演奏家の奥に見えるのが聖明宮
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野外コンサートが開かれた聖明宮
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聖明宮
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早朝の「観海亭」からの風景
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早朝の九份の風景
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2016-07-29 : 外国 :
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台湾出張 -九份 (1)-

 寺の用事で25日(月)から28日(木)まで3泊4日で台湾に出張して来ました。その用事とは昨年から大溪(桃園市)の業者に製作を依頼していた木鼻の獅子4頭が出来上がったので引き取りに行くことでした。25日の昼過ぎに台湾の桃園国際空港に到着すると、出迎えの釋性一師と釋悟寧師の二人と再会し、その足で悟寧師の運転で直接、大溪まで行きました。完成した4頭の獅子を検品して引き取り、発送の手続きなどを済ませて2時間たらずで出張の用件が終わりました。翌日にトンボ返りも可能でしたが、せっかく台湾まで行ったので、残りの2日間は気ままな一人旅をすることにしました。どこへ行こうか、いろいろ考えて、まだ行ったことのない有名な観光地の「九份(チュウフェン)」に行って見ることにしました。
 そこで翌26日は台湾の新幹線(=高鉄)で桃園から台北まで行き、そこから在来線(台鉄)に乗り換えて、瑞芳まで行きました。瑞芳からはバスに乗って15分余りで九份観光の中心地・基山街入口のバス停に着きました。バス停のすぐそばに「観海亭」という展望台があり、さっそく上って見ました。眼下に緑の山々が広がり、家々はまるで棚田のような傾斜地に建ち並んでいます。曇り空でしたから、遠くの海は霞んで見えます。九份が山の中腹にある町だということがよくわかりました。
 「観海亭」から20mくらい坂道を上がると、九份のメインストリート・基山街(=九份古街)の入口看板が目に入ります。基山街は両側に飲食店、喫茶店、雑貨屋、おみやげ屋など、雑多な店舗がびっしりと連なり、平日にもかかわらず、狭い歩道は多くの観光客や買い物客で混み合っていました。基山街の途中から豎崎路という急な石段を降りて行くと、軽便路に通じていて、映画『悲情城市』のロケに使われた店や、金の採掘で繁栄していたころの昭和9年(1934)に建設された「昇平座」が、後に「昇平劇院」と改称され、映画や演劇などの娯楽の殿堂として賑わった古い建物が現在もそのまま残されています。内部も一般公開されているので、入って見ると、昔使われた映写機が置かれ、かつての雰囲気を伝える売店も残されていました。往時の日本の映画館とそっくりで、タイムスリップしたかのような錯覚を感じました。

台鉄「瑞芳駅」
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観海亭からの展望。遠くに海が霞んで見える。
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基山街 (=九份古街)の入口
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基山街
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山の斜面に建ち並ぶ家々
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九份の町
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豎崎路の石段
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軽便路に建つ古民家を改装した飲食店「九戸茶語」
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昇平劇院
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自由に見学できる昇平劇院の内部
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昔使われていた映写機が展示されている
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昔の雰囲気を伝える昇平劇院の売店が残されている
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2016-07-28 : 外国 :
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ムクゲの開花

 当地の梅雨明けはまだのようですが、今日の午後、日差しが出て来たので宝林廟に上がりました。宝林廟に生前予約されている方が宝林廟に植えてくださいと、先月中旬に花の咲いた珍しいアジサイを7鉢ほど持って来られました。花も終わったので、剪定して今日、地に下ろしました。来年からの開花が楽しみです。
 2年前の春に町内の方が底紅とピンクの花が咲く異種のムクゲを絡ませて、一見すると1本の木のように見える若木を宝林廟に植えていただきました。ほどなくして、鹿が出没して若木の先端をかじって傷めたため、周囲に柵をめぐらしていただきました。3年目になったので若木もずいぶん大きくなり、今年も気品のただよう底紅の白いムクゲの花が咲き始めました。
 ムクゲは朝咲いて、夜には萎む一日花といわれ、夏の茶花としてよく利用されますが、この底紅種は利休の孫・千宗旦が好んだことから、「宗旦木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれるそうです。今日見たところ、たくさんの蕾がついていますから、これから秋の彼岸すぎまで次々と花が咲いていくでしょう。もう一つのピンクの花が咲くムクゲは毎年、開花時期が少し遅いようですから、もうじき両方の花が咲き分けることでしょう。

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2016-07-16 : 宝林廟境内 :
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ツバメのヒナの誕生

 ツバメが麦川保育園の玄関口の丸柱に初めて巣をかけてから4年目になる今年は、現在3つある巣の一つがコシアカツバメの巣に変形したことと、その反対側にあるこれまでの巣も抱卵中がであることは、先月の15日にお知らせしました。
 7月に入って、巣の下に卵の殻が落ちていたということを園の先生から聞いて、ヒナが誕生したことがわかりました。それから半月近くたって、ヒナも大きくなり、巣の中から頭を覗かせるようになりました。5羽のヒナが誕生しました。親鳥が餌を持って巣に戻って来ると、全員が黄色いクチバシを大きく開けて餌を催促しています。親鳥が近くにいないときは、早く餌を持って来てくれないかな、と待ち遠しそうな顔で外の様子を見ています。
 一方、今年はじめて飛来して他人?(他鳥)の巣を自分用の巣に変形させたコシアカツバメは巣の形からわかるように中の様子がまったくうかがい知れないので、ヒナが誕生したかどうか、わかりません。でも親鳥の行動から推測して、この巣でもヒナが生まれたようです。残念ながらヒナの生育の様子がまったくわからないまま、いつの間にか巣立って行くのでしょう。このように二種類のツバメが形の異なる巣を一つの丸柱に作って、ただ今、子育ての真っ最中です。

ツバメは低い所にはあまり止まらないようですが、珍しく低いフェンスに止まっていた
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餌を待つヒナたち
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5つの黄色いクチバシが開いている
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コシアカツバメの親鳥が餌を持って帰ったような様子
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ヒナに餌を与えているように見える
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2016-07-15 : 麦川保育園 :
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石村勝宣画伯と美祢歴史民俗資料館

 現在、周防大島町にお住まいの洋画家の石村勝宣さんが久しぶりに出身地の美祢市に戻って来られたので、仲間で歓迎会を開きました。会の前に、石村さんが昭和44年、当時20歳の時に描いた初期の油彩画が美祢市歴史民俗資料館(以下、資料館)に展示されているので、見に行くことにしました。美祢市役所の近くにある資料館は、化石の宝庫である市内各所から発掘された多種多様な化石や、大嶺炭田の無煙炭を採掘するときに使用した道具や機械類、あるいは伊佐の売薬用具など貴重な収集品が展示されています。
 高校卒業まで市内豊田前にあった山陽無煙鉱業所の炭住で暮らしていた石村さんは、炭鉱関係の資料が展示されている二階の展示室に入って懐かしそうに見入っていました。二階の踊り場のそばに展示してある油彩画『トロッコ』という150号の彼の大作は、山陽無煙が閉山することを聞いて、何か炭鉱にちなんだ絵を描き残しておきたいという思いから出来上がった作品だそうです。当時暮らしていた周防大島から炭鉱の町・麦川にやって来て、現在でも営業している國吉旅館に宿泊して作品のスケッチを描いたということを今回お聞きしました。
 作品の題材になったトロッコは榎山炭鉱から採炭された石炭を大嶺駅構内のホッパーまで運ぶ石炭専用運搬車で、荒川から麦川まで無人のトロッコの下に接続された太いワイヤーロープで引いて動いていました。絵には大嶺駅の引き込み線構内にあった山陽無煙と榎山のホッパーもいっしょに描かれているので、トロッコの終点あたりでスケッチされたことがうかがえます。資料館展示の絵には最上部に満月が描かれているので、昼間の操業を終えて停車しているトロッコが月明かりに照らされた夜景の絵に仕上げられています。あたかも長年地域の発展を担ってきた山陽無煙の終焉を暗示するかのようです。

油彩画『トロッコ』と作者の石村さん
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月夜に浮かぶトロッコ
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『トロッコ』のスケッチは大嶺炭田回顧録『むえんたん』の編集後記に掲載されています。
石村スケッチ

『トロッコ』の説明プレート
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以下の写真は大嶺炭田関係の資料展示
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石村さんとその仲間たち
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2016-07-09 : 美祢市 :
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お寺で落語会 (阿川 善照寺)

 今日の夜は善照寺(下関市豊北町阿川)で開催された「お寺で落語会ー春風亭正朝独演会ー」に行きました。防府市出身の正朝さんは毎年、この時期に山口県内の各地で「ふるさと独演会ツアー」を企画しているということで、今年は6月24日から7月3日まで9泊10日の期間に休日なしの12公演という強行スケジュールが組まれたそうです。
 善照寺では昨年(2015)、本堂に特設高座をしつらえて、初めて正朝さんの独演会が開催され、今年が2回目です。ふだん田舎で生の落語を聞く機会はほとんどないし、しかも無料ですからありがたい催しです。今日も80人余りの聴衆で本堂の椅子席は満席になりました。正朝さんの演目は昨年同様、仲入りをはさんで二席で、前席は『普段の袴』、後席は『三枚起請』という両方とも古典落語を演じられました。
 今年の仲入りの時間には、昨年とちがってフルートと琴という洋楽器と和楽器の珍しい組み合わせの二重奏があり、有名な箏曲「春の海」とNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌の二曲が演奏されました。演奏者はフルートが菊川町在住の長門昌世さんで、琴が長門市在住のながた恵さんでした。
 下の写真に載せましたが、本堂の入口の外縁に今日の午後、蓮田から採られた咲きかけた茶碗ハスが何本か活けられていました。寺から15分くらいの滝部向坊という地区の休耕田を利用して二年前から数千本の茶碗バスが育てられていて、今年もこれから8月末ころまで次々と花が開くそうです。
 
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2016-07-01 : 山口県 :
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アガパンサスの開花

  宝林廟の境内地に一株のアガパンサスが植えられています。毎年、梅雨時に葉の間から何本もの茎が伸び出しますが、今年は7本の茎が伸びて、その先に20余りの蕾がついた細い花茎が群がっています。たくさんの蕾はいっぺんに開くのではなく、順々に開花しているようです。また蕾の先端は上向きに立っていますが、開花すると放射状に横向きになります。花の色は薄紫色もありますが、ここのは純白の花です。小さな蟻がゾロゾロと茎と花に付いているのは花の蜜を採るためでしょう。

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2016-06-30 : 宝林廟境内 :
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プロフィール

Author:西音寺住職
住所:山口県美祢市大嶺町奥分2058  浄土真宗本願寺派 西音寺  
電話 0837-52-0415

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