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宝林廟 西音寺 麦川保育園 麦川地域などの情報を写真で紹介

彼岸花

 朝晩ずいぶん涼しくなり、秋本番の過ごしやすい気候になりました。寺の前の駐車場の片隅にひっそりと赤い彼岸花が咲いているのに気づきました。昨年までこの場所に咲いていたかのどうか、記憶にありません。彼岸花という名前の由来は、お彼岸の時期に咲くからというのが一般的ですが、他にもこの花が有毒植物であるため、食べたら「彼岸」すなわち「あの世」に行く(死ぬ)からという説もあるそうです。
 彼岸花の別名は「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」といいますが、いまでは伝説的歌手になった山口百恵の「曼珠沙華」という曲名は「マンジュシャカ」と呼んでいました。「マンジュシャカ」というのは、インドのサンスクリット語で「赤い花」を意味する言葉 manjusakaを「曼珠沙華」と音写したものです。

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2013-09-27 : 西音寺 :
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茶話会(第16回)

 今日は午後2時から寺の門徒会館で「茶話会」(第16回)が開かれ、「痴呆症の予防法」というテーマで、美祢市地域包括支援センターの重廣聡子さんがお話をされました。重廣さんは保健師と主任介護支援専門員(通称ケアマネージャー)の資格を持っておられるので、ふだんは市の職員として高齢者の生活や介護の相談を受けたり、介護が必要にならないようにする予防法の普及やケアプランを立てたりする仕事をされています。
 今日のお話の中で認知症を予防するためには脳を鍛えて活性化させることが大切ということで、食事、運動、睡眠など日々の生活をどのように過ごしたらよいか、あるいは趣味を持ったり、新しいことに挑戦することとか、他人と積極的に触れ合うことなども認知症にならないために効果的であるといったことを配布資料とスライド映写を用いてわかりやすく説明していただきました。
 美祢市の人口の65歳以上の割合を示す高齢化率は34パーセントもあり、年々高齢化率は高まっているようです。高齢者が増えるとともに、介護を必要とする認知症者も増加しているということで、そのため市では認知症サポーターを養成する講座を各地で開催されているそうです。いずれ西音寺でもそうした講座を開いてサポーターを増やし、共助共存の地域づくりを目指すことの大切さを学びました。今日の出席者は15名でした。

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2013-09-26 : 西音寺 :
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法語掲示板

 お彼岸にちなんで寺の前の掲示板には、次のようなことばが掲示されています。

    父母も はらからもます 彼の国に われも行くなり 遠からずして (甲斐和里子)

 この「はらから」とは同じ母から生まれた兄弟姉妹のことで、「ます」は短歌の五・七・五の句体に合わせて、字余りにならないように「います」の「い」を省略したものと思っていました。でも、そうではなく、「はらからも、います」と詠むと、「も(mo)」と「い(i)」とが母音連声になるので、「い」を省略したのであると教えられました。「彼の国(かのくに)」とはお浄土(極楽浄土)を意味します。
 作者の甲斐和里子(かい わりこ:1868-1962)氏は広島県福山市にある浄土真宗本願寺派の勝願寺に、明治の高僧とうたわれた足利義山師の子として生まれました。成人してから、現在放映中のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重が創設した同志社女学校(同志社女子大学の前身)で学びました。のちに仏教精神にもとづいた女学校「顕道女学院」(京都女子大の前身)を創設しました。

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2013-09-25 : 西音寺 :
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秋季彼岸の中日

 このところずっと秋晴れのお天気が続いていますが、今日はお彼岸の中日(秋分の日)で、朝からたくさんの方が納骨堂のお墓参りに来られました。高台にある宝林廟でも9時からお勤め(読経)が行われ、市内の方々だけでなく、宇部からもお参りに来られました。屋外の日差しのあるなかで読経すると、じっとりと汗がにじみ出てきます。読経が終わったあと、参拝者の皆さんを撮りました。午後からは本堂で「秋季彼岸会法座」(講師 山名真達師)が開かれ、多くの方がお聴聞されました。

宝林廟参道口と刻まれた石標の前にキバナコスモスが野良生えしています
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宝林廟参拝者
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2013-09-23 : 宝林廟 :
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麦川校区 大運動会

 今日は麦川小学校と麦川体力づくり合同の大運動会が小学校のグランドで開催されました。昔は小学校の運動会と地区住民の運動会は別々に行われていましたが、過疎化の進行で住民が少なくなり、また生徒数も激減したため、それぞれ単独では運動会は成り立たなくなりました。そのためずいぶん前から小学校と地区住民の運動会とが合同して開催されるようになりました。
 麦川地区にある保育園も毎年、参加して、今日も敬老会で披露した「よさこいソーラン」と「なめこのうた」の踊りを演じました。日中は残暑の汗ばむ日差しのなか、園児さんは甚平を着て元気に踊りました。

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2013-09-22 : 麦川地区 :
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敬老会に出演

 秋晴れに恵まれた今日、大嶺地区の敬老会が美祢グランドホテルで開催され、麦川保育園の園児さんはアトラクションに出演しました。年長(月組)さんと年中(星組)さんの21名(1名欠席)はマイクロバスに乗ってホテルに向かい、宴会場のステージで「よさこいソーラン」の踊りと歌を2曲歌って、拍手喝采でした。そのあと、出席されたお年寄りの皆さんに手作りのプレゼントを差し上げて、交流しました。敬老会の皆さんにとってはひ孫のようなかわいい園児さんに目を細めて嬉しそうでした。

迎えのバスの中
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ホテル入口で集合写真
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ロビーで出番を待つ
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演技を披露
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2013-09-19 : 麦川保育園 :
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リハーサル

 今日は保育圓のホールで明日の敬老会でのアトラクション出演のため踊りのリハーサルが行われました。年長(月組)さんと年中(星組)さんの園児22名がを甚平を着て、両手に鳴子(なるこ)を持って「よさこいソーラン」の練習をしました。賑やかな曲にのせて、鳴子のリズミカルな音が合わさると、ホールのうしろで座って見ていた1~2才の未満児(桜組、桃組)さんの中には、自然に体が動き出して、立ち上がっていっしょに踊り始める子もいました。敬老会での様子は明日、載せます。

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2013-09-18 : 麦川保育園 :
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なごりの朝顔

 月日のたつのは早いもので、9月も中旬に入りました。日中はまだまだ残暑がありますが、朝晩はずいぶん涼しくなって来ました。あれだけ競うようにけたたましく鳴き続けていたセミの声も、やさしく聞こえる程度に静かになり、かわってすだく虫の音に秋の訪れを感じさせます
 夏のあいだ保育圓のフェンスに巻き付いて咲いていた朝顔も花の数が少なくなり、行く夏を惜しむかのように、なごりの朝顔が咲いています。朝顔といえば、江戸時代の俳人である加賀の千代女(ちよじょ)の有名な俳句を思い出します。

  朝顔に つるべ取られて もらい水  

 この句をどのように味わうかは、人それぞれでしょう。「つるべ」(井戸から水を汲み出す桶)の綱に巻き付いた朝顔の蔓(ツル)を切り取って水を汲むのは忍びないから隣家に水をもらいに行ったという意味でしょうが、そこにはどのような作者の意図が込められているのでしょうか。単に朝顔に対する慈しみの気持ちが表されているだけでしょうか。ふだんは毎朝、自由に水が汲めたのに、今日は朝顔のせいで水を汲めない不自由さを感じて、これまで当たり前と思っていたことが当たり前でなかったということに気づいた、という解釈はどうでしょうか。
 ちなみに、この句をネタにした落語の演目に「加賀の千代」や江戸末期の浮世絵師・歌川国芳の浮世絵があります。

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2013-09-11 : 麦川保育園 :
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新聞記事 「終活」若者も向き合う

 先日の朝日新聞によれば、近年、遺体の保全や修復をする「エンバーミング」の知識や技能を習得するための専門学校や、葬儀業界で働くのに必要な知識や技能を学ぶための専門学校に入学する若者が多くなったという。
 それだけでなく、人生の終わりのための活動、すなわち死への準備活動である「終活(しゅうかつ)」に関する本も売れ行きが良く、人生の終焉に備えて自身の希望を書き留めておく「エンディングノート」に中年世代だけでなく若い世代も関心を持つ人が増えているという。
 こうした動向は、東日本大震災が大きく影響していて、自らの死に向き合い、準備を進める人が増える一方で、人の死に寄り添い、旅立ちを支えようとする人も増えている、いわゆる「終活」ブームであるという記事です。

 「ブーム」というのは、「あるものが一時的に盛んになること」を意味し、いずれ廃(すた)れるときが来るという意味もこの語には含まれていますので、単なるブームに終わることなく、いのち(生死)を見つめる機縁にしてほしいものです。概して、生きている人間にとっては「死」というものを忘れて、「生」にしか意識や関心が向かないのが普通でしょう。
 しかし、いくら「死」を忘れていても、一日ごとに現世の終焉に近づいているが私たちの存在です。だれしも人生のゴールである「死」を見つめて日々生きることが、より良い生き方につながるのではないでしょうか。残された日がそれほど多くないと意識する私はつくづくそう思います。

朝日

(以下は、新聞記事の本文を転載)
 数年前から続く「終活」ブーム。自らの死に向き合い、準備を進める人が増えている。一方で、人の死に寄り添い、旅立ちを支えようとする人も増えている。誰にも必ず訪れるその日。私たちの死生観に、変化が起きているのか。
 神奈川県のJR平塚駅近くのビル5階。若い男女10人が、頭蓋骨(ずがいこつ)の模型の上に緑色の粘土を重ねていた。日本ヒューマンセレモニー専門学校の「エンバーマーコース」の学生たちだ。出身地は北海道から鹿児島まで幅広い。
 自分の顔写真と鏡を見ながら、粘土で自分の顔を再現する授業。「いろんな角度から何度も見るのが大事。一つ一つのパーツの仕組みを理解して」と女性講師が声をかける。
 彼らが学ぶ「エンバーミング」は、遺体を保全・修復する技術だ。粘土での再現は、事故や病気、災害で損傷した遺体を修復するための基本になるという。
 1年生の土屋友理奈さん(24)は元臨床検査技師。病院で患者の生死に触れる中で、死後を支える仕事に興味を持った。「医師や看護師は生きてる人を助ける仕事。死んだ人を助ける仕事があっていいと思った」
 同校への資料請求は東日本大震災を境に、1・5倍に。広報担当の斎藤律子さんは「震災が若者に初めて死を意識させたのでは」。同校は今年、「葬祭ディレクターコース」の定員も増やした。
 「葬祭マネジメント学科」を設置する駿台トラベル&ホテル専門学校(東京)も同様だ。小林史一教務部長によると、映画「おくりびと」(2008年)の影響で志願者数が倍増。震災を機にさらに増加し、来年度への問い合わせは例年にない数という。
 「終活」本も売れ続ける。産経新聞出版は7月、季刊誌「終活読本ソナエ」を創刊。単なるハウツー本ではなく、日本人の死生観に迫る内容にしたところ、予想以上の売り上げで2回の増刷を重ねているという。
 表紙には葬祭の専門学校に通った経験があるタレントの壇蜜さんを起用。「表紙を見て買ってたら、自分自身も考えておくべき内容だった」という20代読者からの反応もあった。
 自分の葬儀への関心も高まっている。09年秋に葬儀事業に参入した流通大手のイオンは「すべてセットの火葬式 19万8千円」と明朗会計を前面に打ち出す。同社によると、生前予約は昨年だけで約2万件に上り年々増加しているという。
 その日に備えて自分の希望や情報を記す「エンディングノート」。様々なタイプが出ているが、10年に発売したコクヨは今年5月までに累計40万冊を出荷した。購入者の約半数は50代以下で、震災後は40代以下の女性が増えた。「夫と子どもを残すことを考えると不安が大きくなった」といった声が若い女性から寄せられているという。(吉永岳央)
2013-09-09 : 新聞・書籍・TV :
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美祢市総合防災訓練

 今日は麦川小学校校区の住民が参加して「美祢市総合防災訓練」が行われました。午前9時、大型台風が接近して麦川地区に洪水と土砂災害などの発生と地震による火災発生などを想定して避難活動が始まりました。避難先である麦川小学校に地区住民が集合したのち、校庭で地区ごとに分かれて、消火器やバケツリレーによる消火活動、煙体験ハウスでの訓練、給水訓練などをしました。体育館の中ではAED講習、血圧測定、災害支援活動のパネル展示、災害時の通信連絡訓練などが実施されました。
 11時前には校庭に移動して、消防防災ヘリコプターによる救助訓練、消防車の放水訓練などを見学しました。各種訓練が実施されている間に、陸上自衛隊の隊員さんが屋外でカレー調理と炊飯をして、すべての訓練が終了した後に参加者に提供されました。
 今日は麦川保育園の園児さんも、先生や保護者の方といっしょに特別参加して、自衛隊の迷彩服を着たり、大型特殊車両に乗ったり、消防車やヘリコプターを身近で見たりして、楽しい体験だったことでしょう。

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2013-09-07 : 麦川地区 :
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青海島の鯨墓

 今日は所用のため青海島へ行きました。母の実家が仙崎にあったので、青海大橋が出来る前の小学生のころから夏休みになると渡し船に乗って海水浴に行った馴染み深いところです。せっかく青海島まで来たので、江戸時代から明治の終わりにかけて捕鯨が盛んだった島の東部の通(かよい)地区まで足を伸ばしました。
 この通浦は昔から漁業で栄えた漁師町で、かつては青海島を回遊する鯨を網で囲んで銛(モリ)で突きとる網取捕鯨が明治の終わりまで続けられました。
 「鯨一頭獲れれば七浦賑わう」といわれた鯨への報恩感謝の念から江戸時代の元禄五年(1692)、通の浦人によってこの町にある向岸寺の隠居所であった清月庵に鯨墓が建立されました。また鯨の位牌や過去帳までも作成され、鯨漁の終わる春には寺で鯨のための法要である「鯨回向(くじらえこう)」(鯨法会)が勤められ、今日にいたるまで通や仙崎の寺で続けられています。
 金子みすずさんは「鯨法会」という詩で、「大漁」の詩と同じような慈悲深い仏さまのまなざしでもって鯨のいのちを見つめています。

鯨墓案内碑
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鯨墓
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清月庵(観音堂)
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向岸寺
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通港
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2013-09-06 : 山口県 :
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習字のおけいこ

 今日は年長(月組)さんの習字のおけいこ日です。保育圓では年長さんは4月から1年間習字と硬筆をおけいこします。ふだんは2人の先生が指導していますが、今日は実習中の山口芸術短大の学生さんも加わって指導しました。手前の方のテーブルで硬筆を練習し、そのあと習字のおけいこが終わった人と交代して、毎回習字と硬筆の両方を練習します。秋には作品の発表会が園内であり、保護者の方に見ていただくだけでなく、外部の催しにも出品します。
 最近はパソコンが普及したため、小学生の時からパソコンを取り扱うようになり、文書作成もパソコンでするようになったので、手で字を書くことが昔に比べて少なくなっているようです。私もかつてワープロを使っていた時代から現在のパソコンに至るまで、手軽で便利なために文書作成はすべて機械まかせですから、手で字を書くことがとても少なくなりました。
 当然のことながら、漢字を忘れてしまって、字が書けないことがよくあります。私たち僧侶はこれまで過去帳や位牌などを毛筆で書くのが普通でした。しかし、機器の発達のおかげでパソコンで作成した文字を位牌に貼って筆は使わなくて済むご時世になったようです。手書きの文字と機械作製の文字はすぐに見分けがつきます。
 「文字は人なり」ということばがあるように、文字は書いた人の人柄や教養までも表すものです。せめて過去帳や位牌くらいはこれまで通り、毛筆を使い続けたいと思っています。

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2013-09-04 : 麦川保育園 :
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ルリヤナギ

 先週の金曜日から強い雨が降ったり、止んだりして天候不順な日が続いています。昨日、埼玉県、千葉県で発生した竜巻の被害は自然の猛威にただただ驚くばかりです。地震などの自然災害の少ない山口県ですが、今年7月末に県東部で大雨被害があり、ここ麦川川も3年前の7月に氾濫して床上浸水の大きな被害を被りました。そのため河川改修工事が進められたおかげで、今年は強い雨が降ったわりには寺の前の麦川川の水量はそれほど増大しませんでした。
 それにしても、これまでにない今夏の猛暑や大雨のような異常気象は地球温暖化による海水温の上昇が影響しているといわれます。地球全体の気候変動が日本にも異常気象の影響を及ぼしているようですが、昔よくいわれた「宇宙船地球号」に住む私たち人類が科学技術の力ではコントロール出来ない自然の営みの中で共存していくにはどう生きるべきか、その智慧とともに自然からの警鐘に気づく謙虚さが求められているのではないでしょうか。 
 今日の写真はルリヤナギです。薄紫色の小さな花が雨に濡れて可憐に咲いています。

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2013-09-03 : 西音寺 :
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お寺の教科書

 最近、『お寺の教科書』という新刊書を購入しました。本書の副題に「未来の住職塾がひらくこれからのお寺の100年」とあるように、共著者の松本紹圭氏と井出悦郎氏が運営する「未来の住職塾」での講義がもとになった本です。昨年の5月に新規開講された「未来の住職塾」は、寺院の住職、副住職など僧職にある人が主として受講している、これからの寺の役割や運営の仕方などを学ぶための塾です。
 宗教年鑑によれば、全国の寺院数は約77,000ヵ寺もあり、コンビニの数よりもはるかに多いといわれます。その寺院は近年の社会の急激な変化によって、いま大きな曲がり角に直面しています。わが美祢市のように高齢者の比率がとても高く、年ごとに人口が減少している過疎地域では寺を支える門徒さんの数が年々減っているだけでなく、若い世代の仏教や寺に対する関心も薄くなっていて、寺の先行きはけっして明るくありません。
 これまでのような旧態依然とした寺の在り方では、いずれは寺の護持が困難になる日がやって来るのではと危惧されます。これは全国の過疎地寺院に共通する問題でもあります。20数年前のNHK特集で、島根県山間部の過疎地において多くの寺が荒廃して廃寺になっていく実態を取り上げた「寺が消える」という番組は今でもはっきりと記憶に残っています。そこで見た過疎地の寺の問題は他人事ではなくなって来ました。
 他方、都会でも地方から出て菩提寺がないとか、あるいは葬儀を行わないで、病院から火葬場に直行するいわゆる「直葬(ちょくそう)」が多くなったというような寺離れが問題になっています。
 本書はそうした寺をとりまく現状を直視して、これからの寺の在り方や運営の仕方を変革する方法(ノウハウ)を学ぶ住職塾の講義内容が活字化されたものです。
 私もさっそく本書に目を通して、なるほどと教えられる点も多々ありました。しかし、「言うは易く、行うは難し」のことわざ通り、本書を読んで納得しただけでは何も変わりません。要は僧侶の問題意識と何をいかにして実行するかの行動力、寺の将来はそれにかかっているといって過言ではないでしょう。

お寺の教科書: 未来の住職塾が開く、これからのお寺の100年 (一般書)お寺の教科書: 未来の住職塾が開く、これからのお寺の100年 (一般書)
(2013/08/23)
松本紹圭、井出悦郎 他

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2013-09-01 : 新聞・書籍・TV :
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浄土真宗本願寺派 西音寺 住職  
住所:山口県美祢市大嶺町奥分 2058
電話 0837-52-0415

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